個別指導とは何か

個別指導とは、一回の授業で1人の講師が少人数の生徒を担当する指導法です。生徒数は各塾によってまちまちで、講師1人に対して生徒が1人のところもあれば、講師1人に対して生徒数が2人、3人のところもあります。

個別指導だと、生徒にきめ細やかな指導ができます。90分など決められた授業時間の中で、その子に合ったレベルやスピードで教えることができるのです。例えば、ある塾の数学の授業では、開始と共にまず子どもに前回の復習をさせます。同時に宿題のチェックもして、前回の授業内容の定着度をみます。もし定着度が低いようであれば、もう一度同じ内容を教えることもあります。わからないことをそのままにして進んでしまうと、あっという間に授業に対する興味や集中力が落ちてしまうものですが、個別指導だとこの点を上手くカバーしてくれますね。その後は、その日の授業ポイントの確認と解説。生徒にまず1人で問題に取り組ませて、解けないようであればヒントを与えます。このとき、すぐに正解を与えるのではなく、あくまで生徒自身が解き方を見つけられるように導きます。

個別指導だと、各生徒に講師の目が届くことが最大の利点でしょう。子どもは1人1人違います。理解度も性格も違うのですから、当然違った教え方が必要になるでしょう。学校の授業では、1人の教師が大勢に教えるため、どうしてもクラス全体から遅れてしまう生徒が出てしまいます。しかし個別指導であれば、各生徒に合わせた授業内容なので、そのような心配がいりません。また、中には内気で、たくさんのクラスメートがいる前では質問できない子もいると思います。その点個別指導であれば、その多くが講師と1対1なので、わからないことを躊躇うことなく質問できるでしょう。

個別指導が受けられる塾の中には、講師と生徒の相性にまで注意を払うところもあります。独自に設置した約200の質問に答えてもらって、それをコンピューターにかけて生徒と講師の相性を調べるのです。この質問では、生徒の学習習慣、生活習慣、育てられ方などがわかるようになっています。

個別指導によって、各生徒の能力に合わせた授業が行われるのは大変な魅力です。きめ細やかな授業で生徒の考える力を育成し、集中力も養う。これらが身につけば、自宅での学習時間も増えていくことでしょう。